WHISKY
おすすめのウイスキー(税込)
- ニッカ シングルカフェグレーン ウッディ&メロウ(¥2200)
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ニッカウヰスキー仙台工場(宮城峡蒸留所)で製造されている蒸留所限定販売のグレーンウイスキーです。国内ではニッカウヰスキーだけが所有している「カフェ式連続式蒸留器」でつくられたグレーンウイスキーで、一般的なグレーンウイスキーよりも豊かなフレーバーを放ちます。ブレンデッドウイスキーの下支えとなるグレーンウイスキーというよりは、単体(シングルグレーン)でも個性的で飲みごたえのある味わいです。
バニラ、オレンジ、ハチミツ、オレンジ、スイートポテト。
口に含むと甘くてまろやか。アルコールの刺激は強めですが、熟成樽のニュアンスがしっかりしています。
余韻も長めで、シングルモルトのような複雑さと華やかさ。
モルトとは異なるフルーティーさがあります。グレーンウイスキーはバーボンウイスキーと良く似た特製を持っていますが、
このウイスキーの個性はもう少し特殊です。
やわらかさと甘みがあって、バーボンのようなビターさは少なく感じます。慣れている方はストレートで。
ストレートが苦手な方はロックやハイボールでお楽しみください。
- グレンファークラス25年(¥4400)
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グレンファークラスは150年以上家族経営を続ける老舗の蒸留所。
創業は1836年ですが、J&Gグラント社の創業者が経営を始めたのは1865年。
もうすぐ創立160年を向かえますが、いまだに家族経営の蒸留所はスコットランドでも数少ない存在です。ウイスキーの熟成にはオロロソシェリー樽をメインに使用。
樽は4回(フォースフィル)まで利用。
かつてはシェリー樽100%でしたが、現在ではバーボン樽での熟成も行っており、
オフィシャルボトルの10年物などにブレンドされています。25年はシェリー樽100%。
現在、オフィシャルボトルとしてリリースされている長期熟成シングルモルトは非常に貴重です。香りは洋ナシ、ドライレーズン、マンゴー、チョコレート、マスカット、カラメル、ミックスナッツ。
口に含むとなめらかでクリーミー。甘みが広がり、後半にかけてはオロロソシェリーの熟成香を感じます。
ソフトな口当たりで上品。タンニンは控えめです。シェリー樽シングルモルトの長期熟成は、
「ガツガツ系」と「癒し系」に分かれますが…
ファークラス25年は癒し系。
長期熟成によってまろやかな味わいとなっています。12、15、17、21、25と飲み比べましたが…
やっぱり25年は激うまです(笑)
ストレートでどうぞ。
- シングルモルトウイスキー安積 2018-2022(¥3300)
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福島県の笹の川酒造がつくるシングルモルトウイスキーのご紹介。
笹の川酒造は創業1765年の老舗酒造メーカーで、ウイスキーの生産は1946年から行っています。
しかしウイスキーが低迷していた時代に一度は生産を停止。その後はストック原酒と海外のウイスキーをブレンドする形で商品を販売していました。2016年からは新しく製造設備を導入し「安積蒸溜所」を操業。シングルモルトウイスキー造りを再開させています。このボトルは安積蒸溜所で製造した一樽を厳選し、特別にボトリングしたもの。209本限定となるシングルカスク・モルトウイスキー。ノンチルフィルター(非冷却ろ過)、ナチュラルカラー(無着色)仕上げ。福島県とファッションブランド「BEAMS」とのコラボボトル。なぜビームスとコラボになっているかはわかりませんが…(ファッションブランドとジャパニーズウイスキーのコラボは珍しいです)
2018年蒸留、2022年ボトリングの4年熟歳。熟成樽はファーストフィルのバーボンバレル。
レモン、バニラ、キャラメル、マンゴー、モルト、オレンジピール。
口に含むと甘くてエレガント。フルーティーでビター。ややアルコール臭。
フィニッシュにかけて柑橘と樽香がメインになっていきます。アルコール度数が強いだけに粗削りな部分もありますが、しっかりと熟成してアロマは豊か。
安積のシングルモルトは今回のボトルで飲むのが2回目ですが…
フルーティーなフレーバー主体となっており、「ノンピート麦芽で仕込んだスペイサイドモルト」のような個性があります。蒸留所としてはまだまだ若いので、シングルモルトはほとんどリリースされていません。貴重なウイスキーをぜひお試しください。
- フィンラガン オリジナル(¥1650)
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フィンラガンはボトラーズ会社「ザ・ヴィンテージ・モルト・ウイスキー・カンパニー」がリリースしているシングルモルト。ブランド名はアイラ島にかつてあった古城の名前から。蒸留所は明らかにされていません。潮気さとピーティーな風味がしっかりとしたアイラモルトです。
- シングルカスク余市10年 2012-2022(¥3300)
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2012年6月18日樽詰め
2022年9月30日瓶詰め公式テイスティングノート
『香り 新樽由来のバニラやカスタードを思わせる甘い香りや厚みのあるモルト香を、
青りんごやオレンジのフルーティさが彩る。 味わい 樽のバニラ、塩キャラメル。
丸みのあるモルト、 ドライフィグ、オランジェット。 複雑な味わいと、ビタースイートな余韻。』柿崎のテイスティングノート
バニラ、オレンジビターズ、キャラメル、熟したメロン、メントール。
長期熟成のバーボンウイスキーやコニャックのような芳香。
口に含むとドライでビター。洋梨、ドライアプリコット。アルコールの刺激と複雑な余韻が長く続きます。
オフィシャルの余市のようなスモーキーさは感じません。口開け直後(10分後)にテイスティングしたので、少しかたい印象でした。
ピートをあまり感じなかったのがちょっと不思議。
バニラ香主体で複座な味わい。香りがとにかくすごい…
- グレンターナー12年(¥1650)
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グレンマレイ蒸留所で造られているもう一つのシングルモルト。
ワインカスクを積極的に使用しているグレンマレイとは対照的に、グレンターナーは王道となるバーボンカスクで熟成しています。ドライでスムース。クセが少なくすっきりとした個性。